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固定金利特約型(期間選択型)

(1)固定金利特約型(期間選択型)の仕組み

  1. 一定の期間(2年,3年,5年,7年,10年,15年,20年,25年,30年など)を固定金利とし、その期間の終了時に次の期間の金利タイプを選択する型。
  2. 固定期間終了後の次の金利は、その時の金利水準が適用されます。
  3. 固定期間の長いローンほど金利が高くなります。

    長いローンになればなるほど金利の予測が難しいため、融資金融機関は適用金利を高くして自行のリスクを低くします。

  4. 固定期間終了後に変動金利タイプを選ぶ場合、基準金利からの引下げ幅が最初から変動金利を選んだ場合より小さくなってしまう金融機関もあります。
  5. 固定期間中に金利タイプの変更が出来る金融機関と出来ない金融機関があります。

    固定期間を長く取る場合は、固定期間中でも金利タイプの変更が出来る金融機関で借りた方が、将来の柔軟な対応がしやすいです。

(2)固定金利特約型(期間選択型)の特徴

  1. 固定金利期間中だけ金利が固定され、固定期間終了時にはその時の金利水準が適用されます。

    特に、固定期間中の金利タイプの変更が出来ない金融機関のローンにあっては、途中で金利タイプを変更して金利変動リスクに対処する方法が取れません。

  2. 固定金利特約型(期間選択型)は、固定金利と変動金利の長所も短所も効果を半減させます。

    固定金利の長所は、返済額のアップが無く家計の破綻リスクが無い事です。欠点は、金利が下がっても返済額が減らない事です。変動金利の長所は、金利が下がれば返済額も下がる事です。欠点は、金利が自分のリスク許容度を超えて上昇した場合に、家計が破綻することです。
    これらの長所は半減するか打ち消され、短所が半減するか強調されてしまいます。両方の良いとこ取りにはなりません。

  3. ほとんどの金融機関(約95%)がこの金利タイプを扱っています。

(3)固定金利特約型(期間選択型)のメリット

  1. 固定金利のメリットを受けます。

    固定金利期間中に金利が上がっても、ローンの金利は固定されており、その間の返済額は上がりません。

  2. 変動金利のメリットを受けます。

    固定金利期間終了時に金利が下がっていれば、返済額が下がります。

  3. 金利が全期間固定金利より低いので、借入れ期間や金利動向のケースによっては総返済額が最小となる場合もあります。

    複雑なので事前にそれを狙うことは不可能です。

(4)固定金利特約型(期間選択型)のデメリット

  1. 固定金利のデメリットを受けます。

    固定金利期間中に金利が下がっても、ローンの金利は固定されており、その間の返済額は下がりません。

  2. 変動金利のデメリットを受けます。

    固定金利期間終了時に金利が上がっていれば、返済額が上がります。

  3. 固定金利期間中は、金利タイプの変更が出来ないとする金融機関が多いです。

    固定期間中に金利が大きく変動することが予測できる場合でも対処できず、致命的な痛手を受ける恐れがあります。かといって、短い固定期間では固定金利のメリットを十分に受けられません。

(5)固定金利特約型(期間選択型)の最適なケース

借入れ期間の長短や金利変動の具合によっては固定金利特約型(期間選択型)が最適となるケースもありえます。
しかし、変動金利や全期間固定金利のように、このような金利動向の時には、この金利タイプが最適になると言うことをいえません。
恐らく、この金利型を選ぶ方は、単に、金利が低いと言うことと、借入れ当初の何年間は返済額がアップしては困るのでその期間を固定金利にするということで選んでいるのかもしれません。
現在のような低金利水準であって、景気が浮揚しそうな感じの時は、全期間固定金利を選ぶのが賢明でしょう。

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