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アベクロミクス失敗だったのかねー?

公開日 2015年11月21日

久々のコラムを書きます。1年5か月ぶりです。私はグーグルアラートで住宅ローンに関係するニュースを拾っていますが、気になった記事が合ったので紹介します。

マネーボイスというサイトの記事です。"異次元緩和は失敗だった。クルーグマンの『Rethinking Japan』を読む=吉田繁治"です。

この記事は、ノーベル経済学者のポール・クルーグマン氏が2015年10月20日にブログで発表したコラムの解説記事です。日銀の量的緩和が目的とした効果、つまり2年で2%の物価上昇を招かなかった理由について述べたものです。詳細は元の記事を読んでいただくとして、ここではその概要と私の理解したことを書きます。

黒田日銀総裁の異次元の金融緩和によって安倍政権前の「円高・株安」の流れは変わり「円安・株高」になって輸出企業の業績は伸びました。けれども、2年をめどに、マネータリー・ベースを2倍にし、消費者物価を2%上げるというリフレ策は言葉通りにはいかなかったようです。

1人あたりGDPでは、米国や欧州より成長していたが、少子化による労働人口の減少のため、GDP全体の伸びが低かったと書かれています。日本は、生産年齢人口の減少で低くはなっているが潜在成長力に近いGDPは実現しているので不況ではないようです。しかし、毎年の財政赤字が大きいのでGDP成長率が低ければGDPに対する債務比率が膨らんでいきます。

債務比率が悪化すれば財政破綻してしまいます。救う道の一つとしてはインフレ率を上げることです。インフレ率が上がればお金の価値が下がり債務の重みも小さくなりますからね。ところが、クルーグマンは日本の潜在能力を読み違えたようです。

クルーグマンが、将来は高くなると見ていた日本の潜在成長力は、実は、低いものだったのです。原因は人口減と書かれています。完全雇用のときのGDP成長が潜在成長率と書かれています。ちなみに、日本の失業率は平成15年4月で3.3%で、これは概ね完全雇用といっていいレベルだそうです。ここで、私の見解ですが、概ね完全雇用と言える現在の失業率ではありますが、内容的には非正規従業員での雇用が多いと思います。収入が低くて社員とは異なる雇用形態での雇用を通常の雇用形態とは思えません。そのような雇用が生み出す生産性は低いものだと思えます。決して非正規社員さんの仕事の成果の質を云々言っているのではないです。政策の質と企業の質が悪いと言っているのです。

いずれにしても日本の潜在成長力は低かったということです。この成長力では債務比率の悪化を吸収しきれません。何とかインフレ率を上げていく必要があります。出来なければ財政危機です。

いやー、まいりますね。けれども何とかなると思っています。日本の底力は、昨日今日景気の良くなっている近隣国とは違いますから。

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